
古武術 研究家 甲野善紀氏関連のメルマガ:
2008年10月19日
【今回のテーマ】 ~~~ 古武術研究家 甲野善紀氏 ~~~
しばらく前に甲野善紀さんの息子さんの体験会に参加しましたが、
今回は、甲野善紀さんご本人の講演を聞いてきました。
いろんな、カラダの使い方の実演を見せてもらいました。
感想として、自分のカラダの感覚、経験則を通じて、発見したカラダの
使い方のお話と感じました。
(事例 Let's Try) By 甲野陽紀(息子さんです)
まっすぐに立って、左の腕を前に直角に曲げます。
その左手の中指を右手の人差し指と親指でつまみ、ちょっと前に引くと、
カラダが、前に動きそうになります。
階段の前や、坂道の上りで、今度は左手のヒトサシ指を少し引っ張ってください。
上半身が前のめりになり、会談や坂が楽に登れますよ。
下りの場合は、今度は左手の薬指を少し引っ張ってください。
上半身が後ろになり、下に下ろした足に体重がかからなくなります。
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(本編)
昔の武術家は、自分の体との会話の中で様々な体術を編み出してきました。
甲野さんはそれと同じアプローチでカラダの使い方を追及されていました。
たとえば、腕の場合、手のひらを上にするか、下にするかで力の出方が違う
とのこと。息子さんの体験会でも、確かにそうだと感じました。
科学ではまだ説明されていないが、有効な動きや、カラダの使い方は
たくさんあるのです。
お話の中のポイントのひとつは、カラダは局所的なパワーは限られるが、
カラダ全体の筋肉を使うと、驚くほどのパワーが出るということや、カラダの
筋肉をバラバラに制御して使うということ。
(カラダの力の活用)
カラダの別の筋肉を使うことは、会社にたとえて説明されていました。
『馬鹿社長は、自分の言うことばかりを聞く社員を良く使う。
そのため、他の部の優秀な社員は、暇にしている。
優秀な社長は、会社(カラダ)の各部の社員が有効に動けるようにする。
そうすると、各部が勝手に動いて大きな力を出すことができる。』
(バラバラな制御)
サッカーのJリーガーにも指導さされているとのことですが、カラダの
上半身と下半身をバラバラに使うことが、誰もできないとのこと。
そのため誰も、甲野さんを競り合いで抑えることができず、簡単に
抜かれるそうです。
古武術家として鍛えられてきた甲野さんとカラダの鍛え方が違うというか、
根本から、トレーニングの考え、カラダの使い方を変えないとだめなのかも
しれませんね。
<科学的な分析の問題!>
実際の運動レベルでは、頭(CPU)とセンサー(目、触覚など)と、
その後の筋肉の使い方のバランス、また筋肉の力、骨格、柔軟性等により
結果が変わってくるが、現代の科学のアプローチ方法では複数の要素を
考慮した分析ができないため、結局、単純な局所的な解析しかできない。
『科学と言いながら、自分の理解できないことを理解できるレベルに貶めて、
解釈しようとしている。それは人間への冒涜だ!』
そうおっしゃっていました。
素直に科学で説明できることと、できないことの違いを認めるべきだとのこと。
つまり、現状の生理運動学などのアプローチは、論文を書く段階で、条件を
限定する必要があります。しかし、その限定した中では複雑な人間のカラダの
仕組みを説明できないとのこと。
そのため、甲野善紀さんの動きが、結局、黙殺される場合も多いらしい。
しかし、ドイツのチューリッヒ大学の世界的なロボット工学の権威である
ロルフ・ファイファー教授は、この原理がわからないと明言しているとのこと。
「なぜ、できるのか説明ができない!」
つまり、わからないため、ロボットの制御ロジックとして再現できないことを
素直に認めているとのこと。
(私のコメント)
私も社会人になって以来25年以上トレーニングを続け、10年以上自分の
感覚で、各種の運動理論を自分で確かめてきました。
もともとの専門が、制御系のシステムエンジニアのお陰か、甲野さんのお話、
なぜそうなるのかが、私のアプローチとは違いますが、理解できる気が
しています。
皆さん、自分の筋肉やカラダの声を聞きながらカラダを動かしていますか?
肩こり、腰痛などの問題も、一部の筋肉の使いすぎが原因の場合が多いので、
実はカラダの使い方を変えることにより改善できる場合も多いのです。
【今回のテーマ】 ~~~ 古武術研究家 甲野善紀氏 2 ~~~
前回の甲野さんを取り上げたときに非常に好評でしたので、継続します。
(うまいやつは長時間は練習しない)
いつも練習しているのに、下手な奴もいるし、練習しなくてもうまい奴がいる。
へたくそは、同じ練習を繰り返すことで下手な自分を自己確認している。
だから、うまくならない。
うまい奴は、下手な自分が嫌なので、考えて集中的に効率的な練習をする。
こんなことは、皆わかっているが、コーチは立場上、練習しろという。
(5月31日の大発見)
31年間の常識が、15分で吹っ飛んだ!!
『昔から、竹刀は片手は、竹刀の下端を持ち、片方は鍔の方を持つが、
正しいといわれている。
私もそうだった。しかし、竹刀の待ち方は、両手をくっつけて持つのが正しい。
昔から伝わっている絵など、いろいろの縁により5月31日に気づいた。』
体幹をうまく使えるのであれば、通常の持ち方よりも早く、力強く竹刀を
動かすことが出来る。
最初の感覚としては、腕を動かしにくいと感じる。
そのため逆に、腕を使わない感覚でカラダを使って動かすことになる。
一般的な持ち方は、確かに振り回しやすい。簡単だと思って使ってしまう?
そこに落とし穴があった。
(手の角度や指の開き)
普段何気なく使っているが、手の角度や指の開きは、全身に大きな影響を
与えている。
椅子から立つときも、右膝を内側に倒し、倒れる前に今度は左の膝を出すと、
すっと立ち上がれる。
手のひらを上にするか下にするかで、使用する筋肉が変わる。
あるいは、カラダの別の部位の筋肉を使用することが出来る。
(私のコメント)
など、、、やはり、見たり、体験しないと凄さはわからないと思います。
前回書いた座っている人をそのまますっと持ち上げるなども、そうですが、
自分で他人を押すときに意識をどう持つかにより、カラダから出るパワーが
まったく違うなど、自分で体験すると、驚きます。
私は江戸川区の体育館でのセミナーを受けましたが、池袋でもたまに
セミナーがあります。
一度、お勧めします。不思議な体験が出来ます。
若くて健康的な女性も何人か出ていましたので、女性にもお勧めです。
脳がスーパーコンピュータであり、その無意識で処理している部分を如何に
コントロールするか?
古の達人、剣豪は修行によりその技を独自に編み出したのでしょう。
我々も、自分のカラダの声を聞きましょう。
トレーニングの常識は、まだまだ、おかしいこと、無駄なことも多いです。
でも、運動しないよりはしたほうが良いとは思いますけどね。
それではまた!
